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  3. 野球で痛めた肩から腰にかけての痛みとコリ 症例レポート

41歳(男性)会社員

9月29日に来院。当初は肩・背中・腰に渡って痛みやコリが有るとのことであった。

身体の動作を見てみると左右の腕の可動性が悪く、特に右腕は肩の高さ以上に挙上すると痛みを感じ、左腕と比べてもかなり動作に制限が有ることが認められた。本人に伺ったところ、学生時代に野球で肩を痛めてそれ以降球を投げるモーションの時痛みを感じるため、実際に投げる動作を避けているそうである。

詳しく調べてみると、右肩の付け根の関節(肩鎖関節)の部分の可動性が減少しており、軽くつまんだだけでも痛みがあった。

施術を行なったところ、背中・腰のコリは減少し、肩の方の可動性も左は大きく改善、右も少しであるが改善した。仕事のため週1回しか施術を受けられないため、肩周辺部のストレッチを指導する。肩・背中・腰の痛みは3回目くらいからあまり気にならなくなった模様。

9回目の施術時にはかなり右肩の痛みも良化。

2週間に1回と施術のペースを落としていき球を投げるモーションを行なっても痛みの無いのを確認。13回で施術を終了した。


肩の動作の制限が広範囲に悪影響

この方は、野球で右肩を傷め肩関節、肩鎖関節の動作に制限が生じておりました。そのため、他の部位でその動きの分を肩代わりせざるを得ず、限界を超えた広範囲の部分が痛みやコリの症状を出していたわけです。

当院でもケガや事故などで痛めた部位をそのままにしてしまったために、数ヶ月から数年を経てから後に症状が出て来て慌てる方が非常に多いです。

身体が大きい衝撃を受けた時には、関節に不具合を生じていることが非常に多く、時として症状として表面化しないこともありますため、見過ごされることが多いのです。もし、過去にケガや事故をされているかたで少し体調が優れないと実感されている方は、症状が表面化しないうちに施術をお受けになることをお薦めします。